シロアリは普段目に見えないところで活動をしています。

家の中では床下や柱の中、壁や天井などいつも私達が生活をしている空間以外の場所でひっそりと生活をしています。

そのため、気が付いた時にはかなりの被害を受けて困っているという方も多いのが現状です。

もし家の木材の広範囲でかじられて、穴が開いてしまっているという場合には耐震強度にも問題が出て、資産価値が下がってしまいます。

この記事ではシロアリが木部を食べる時に「カタカタ」とかじる音がするのか、また超音波や連携方法についてご紹介してまいります。

 

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シロアリは壁や天井で木材をかじる音がする?

日本で家に被害を加えるシロアリには数種類いますが、大きく「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」の2種類が一般的です。また、南の方の一部地域では被害が深刻になりやすい「アメリカカンザイシロアリ」もいます。

シロアリの見分け方はこちら。

引用:城東テクノ株式会社HPより

このシロアリたちは、木材をかじる時に音を発生させるのでしょうか?

まれに、壁の向こうから「カリカリ」と音が聞こえるのでシロアリがいるのではないか?という話も聞くことがありますが、実際はシロアリは食べる時に音はごく小さな音ですので、生活している中でこの音は人間には聞こえません。

シロアリは何を食べるの?

シロアリが好む木材としてはマツやモミなどの柔らかい木材です。そして、木材以外にも段ボールや紙なども遠慮なくかじっていきます。

その中に含まれている「セルロース」という栄養成分を消化するようです。

また、シロアリは気温10度以上の暖かく湿気がある環境を好み、食べ物が豊富にある空間に生息します。

そして、床下から木部や畳をかじり、柱や壁を伝って上に進み天井まで食い荒らしてしまう可能性まであります。鉄骨や鉄筋のお家においても木材が使用されていますので、シロアリは木造住宅と同様に発生します。

カタカタという音は警戒・警報音?

それでは、カタカタと聞こえる音は何の音なのでしょうか。

社会集団性をもってまとまって活動をする生物の中には、危険共有のために音を鳴らす虫などがいます。例えばスズメバチですが、危険を察知したら「カチカチ」と音を鳴らされたら刺されるかもしれないという話を聞いたことはありませんか?

シロアリも同じように危険を察知し、攻撃性を持った兵隊アリも同じような音を出す場合があります。カタカタという音はシロアリが攻撃を受けたときなどに、頭を動かして床を叩いて出す音で、女王アリや働きアリを守るために、戦う合図をしているのかもしれません。

ネズミが木部をかじっている可能性も?

実はシロアリではなく、ネズミやイタチが壁や屋根の中でカリカリと音を立てて食べている可能性もあります。

ネズミは門歯という前歯が一生生え続ける生き物です。何かしら固いものを齧っていないと歯が伸び続けてしまうからです。たまに屋根裏の配線を齧って火災を発生させるということもあるみたいですので、シロアリではないにしろ確認はしたほうがいいかもしれませんね。

もしネズミであれば殺鼠剤がホームセンターに売っていますので、試してみてはいかがでしょうか。

要注意な場所や、シロアリの確認方法について

音だけで壁の中のシロアリの判別ができないとなると、どのようにシロアリがいるのか確認をしたら良いのでしょうか。

要注意場所や確認方法をまとめてみましたので、ご覧ください。

【要注意場所】床が浮いたり、きしむ音

床がブカブカと浮いたり、きしんだりしている場所は湿気が多くなっています。基礎の配置によっても洗面所やキッチン、トイレ下は湿気がこもり易くなっているため、シロアリにとってはとてもよい環境になっています。

また、湿気で木部が腐っている以外にも、シロアリにかじられて脆くなっている可能性もありますので、一度床下から確認してみた方が良いでしょう。

新築のフローリングで音が鳴る場合は、木材の収縮によって床鳴りとなっている場合がほとんどですので、心配なら確認をするくらいで大丈夫と思われます。

【要注意場所】柱や壁の空洞音

柱や壁の木部を叩くと、他の場所とは異なる音がする場合があります。

特に柱については木部であればどこを叩いでも基本的には音は変わらないため、違う音がする場合はかなり注意が必要です。

壁は石膏ボードが入っているお家も多いため木部と石膏ボードとで音が異なる場合もありますので確認には気をつけてほしいですが、どちらの場合についても見える範囲で被害が出ている場合はかなり少ないです。

音の聞き分け方がわかならない場合は遠慮なく業者に確認をとってみた方が、より家を長持ちさせることに繋がります。

【家を確認】蟻道がある

蟻道とは、アリの通り道と書いて「ぎどう」と読みます。ヤマトシロアリやイエシロアリは土壌性シロアリという分類がされており、光や乾燥にとても弱い生き物です。

蟻道は光や乾燥を防ぐために、土で作られているもので、こういった蟻道が床下やコンクリートの壁面にあることが稀にあります。もしあなたのお家で蟻道がある場合は、シロアリがいた(いる)可能性が極めて高いため、速やかに対処をしないと被害が増えてきます。

【家を確認】羽アリがいた

家の中に羽アリを見つけたという方もいらっしゃると思います。たまたま外から入ってきただけと思いがちですが、それはシロアリが大量発生してる内の1匹かもしれません。黒い羽アリだから安心というわけではなく、シロアリの中にも黒っぽい色をしている種類もあります。

羽アリは4月中旬~5月にはヤマトシロアリ、6~7月にはイエシロアリが発生します。気候によっても若干変動がありますが、深刻な状況になると木材の中身がスカスカになってしまいますので、注意をしてください。

【家を確認】シロアリの糞があった

アメリカカンザイシロアリは乾燥に強く、フンを木材の外に輩出します。

木部の近くにあるため、木くずかな?と思われますが、こういった木くずのようなものが大量にあれば、注意が必要です。特にアメリカカンザイシロアリは浸食性も生命力も他のシロアリよりかなり強いため、駆除にもかなりの手間と日数がかかってきます。

ひと昔前は沖縄や九州地方、四国などでの発生と言われていましたが、温暖化の影響により、関東地方でもごく稀に発生しているという情報もあります。後回しにせずに対応したほうがよいシロアリです。

【家を確認】雨漏りや水漏れが過去に発生したことがある

上で説明した床のきしみや、床鳴りとも似ていますが、雨漏りや水漏れをした家も注意が必要です。水が漏れているお家では湿気が常に高い状態で保たれていて、シロアリの好む環境となっています。雨漏りをすると屋根から壁を伝ってくる場合もあるため、シロアリは床下から壁を伝って屋根まで侵入している場合もあります。

築20年を過ぎてくると、段々と基礎や壁、屋根にもずれが生じ、ひび割れ(クラック)が発生します。そのクラックからも水分が入っていき、木部が水分を帯び、柔らかくなってしまいます。

築年数のある程度経過しているお家ではシロアリ以外にも2次被害が考えられますので、家全体を点検するようにしてくださいね。

自分で床下を確認する方法とは

自分で床下を点検する場合には、台所や、洗面所、和室などに床下点検口(収納庫)がありますので、そこから入ってください。

床下はホコリがゴミ、虫の死骸などがありますので入る際には、汚れてもよい服装で点検するとよいでしょう。

また、とても暗くなっていますので、懐中電灯を持ち、カメラをフラッシュで写真に収めると後々になっても状況がわかります。

 

しかし、床下を移動するのはとても重労働で、足腰や手の力が弱い方は奥の方まで入っても戻るのが大変ですので、よく見極めてから入るようにしてください。

万が一、床下への点検口がない場合は、和室などから木部を切って入れるようにしておくと、いざという時の漏水やシロアリ点検などに活用ができますので、時間がある際にやっておいたほうがよさそうです。

 

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まとめ

この記事では、シロアリの発する音についてご紹介しました。

基本的にはシロアリは音を出さない生き物ですので、壁の裏や柱の中で「カリカリ」や「カタカタ」という音が聞こえても、それはシロアリと判断できません。

自分で調べるには、家の中からは柱や壁をくまなく叩いて音の違いがある場所を探してみてください。

また、床下に入る場合には、体力が必要で汚れてしまいますので、汚れてもよい服装で、蟻道や、シロアリの糞や羽アリなどを確認してみてください。

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・1章まとめ

シロアリは食べる時の音は小さな音のため、カタカタという音は人間には聞こえません。

・2章まとめ

シロアリは気温10度以上の暖かく湿気があり、食べ物が多くある環境を好みます。

また、床下から木部や畳をかじり、柱や壁を伝って上に進み天井まで食い荒らす可能性があります。

・3章まとめ

カタカタという音はシロアリが攻撃を受けたときなどに、頭を動かして床を叩いて出す警戒音で、女王アリや働きアリを守るために、戦う合図の可能性があります。

・4章まとめ

カタカタという音は、ネズミやイタチが壁や屋根の中でカリカリと音を立てて食べている可能性があります。

・5章まとめ

こちらの症状がある場合はシロアリが発生している危険性があり危険です。

  1. 床が浮いたり、きしむ音
  2. 柱や壁の空洞音
  3. 蟻道がある
  4. シロアリの糞があった
  5. 雨漏りや水漏れが過去に発生したことがある

・6章まとめ

自分で床下を点検する場合には、台所や、洗面所、和室などに床下点検口(収納庫)がありますので、そこから入ってください。

床下への点検口がない場合は、和室などから木部を切って入れるようにしておくと、いざという時の漏水やシロアリ点検などに活用ができます

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