新築で家を購入してからまだ3年も経ってない・・・。それなのに基礎にひび割れがあるけど、大丈夫なのかと不安になりますよね。またなぜせっかく新築で買ったのにどうして・・・と後悔する気持ちも出てくるかもしれません。ただ、本当にそのひび割れが適性のものでしょうか?

この記事では新築の基礎にひび割れが起きてしまった場合の原因と、本当に補修が必要なのかについて解説します。

床下点検・検査

基礎のひび割れの種類とは

基礎のひび割れには、いくつか種類があります。大きくわけて、「ヘアークラック」と「構造クラック」の2つです。まずはこのクラックについて詳しく紹介していきます。

ヘアークラック

ヘアークラックは幅0.3mm未満、深さ4mm未満のクラックのことで、基礎にうっすらとひび割れが見える状態のことです。施工当初の乾燥収縮で起きる場合と、基礎が徐々に劣化してひび割れが起きてくる場合とがありますが新築の場合は家全体で数本のヘアークラックは基礎の強度に特別影響があるわけではありません。安全面では許容範囲内と言えるでしょう。

しかし、基礎の全体にあまりにも多くヘアークラックが発生している場合は別です。床下の内側の基礎やスラブと呼ばれる基礎の底部分に何本ものひび割れがある場合はかなり注意したほうが良いです。また、鉄筋コンクリートの場合は雨水が浸透することにより爆裂現象の危険性がありますので、クラックを埋める補修をしても良いかもしれません。

構造クラック

構造クラックとは、幅0.3mm以上、深さ4mm以上のひび割れのことです。表面だけでなく、内部の鉄筋までひび割れが届いているケースが多く、この場合は基礎に補強が必要です。しかし、新築の住宅でこのような構造クラックが発生している場合はほとんどありません。もし新築なのに構造クラックがある場合は何かしら施工に異常があると思いますので、早急にプロに点検をしてもらってください。

ひび割れの幅は「クラックスケール」というもので測ることができます。

クラックスケールはホームセンターやアマゾンなどで購入することができ、今の基礎の幅が数値的にみてとれるものとなりますので、一度ご自身で見てみても良いと思います。

複数のひび割れがある場合

新築で複数のひび割れが色々な場所で発生している場合、原因は基礎構造や初期の打設不良にある可能性があります。私どもが点検した際でも多数のひび割れを見ることがあり、症例数としても意外と多いです。通常であれば複数の場所でひび割れは発生しませんので、注意が必要となります。

水平方向、横のひび割れ

横にひび割れが生じている場合、基礎が深刻な劣化をしていることが多いです。上から下へ縦方向のひび割れであれば経年劣化により基礎が弱くなっているといえるのですが、横方向にひび割れが設計や施工に問題があるか、家の周辺環境(湿気が多い、山・川が近いなど)によって起きる場合もあります。

新築の基礎にひび割れが起きる原因とは?

なぜ新築の住宅でひび割れが起こるのでしょうか?原因は基礎打設時の状況が主に関係してきます。

乾燥収縮によるひび割れ

原因の一つが基礎の初期打設時での「乾燥収縮」です。大気が乾燥している状態だと、打設されたばかりのコンクリートの中から水分が少しずつ蒸発していきます。すると、コンクリートの体積が小さくなるため収縮しひび割れを起こします。

この「乾燥収縮」はひび割れの原因としては一番多く、ひび割れの多さや幅や長さなどによって見極めが必要となります。

セメントの水和熱によるひび割れ

基礎コンクリートの材料であるセメントと水が水和反応を起こすことによるひび割れもあります。水和熱が起きると、材料を混ぜている最中から硬化とともに温度が上昇していきます。大体5日くらいで温度は最高点に達し、外気温程度になるには2~3週間ほどかかります。

そのため、コンクリートの温度が上昇している際は膨張し、冷めてくると収縮するため、温度差によってもひび割れが起きてきます。

地震によるひび割れ

基礎打設後に地震が来る場合でもひび割れが発生します。コンクリートは縦の重さにはとても強いのですが(家の荷重など)、地震での横の引っ張りには弱いという性質を持っています。

そのため、地震の大きさによっては、せん断ひび割れが起き、構造クラックに発展する場合もあります。

新築の基礎にひび割れが起きた場合の対応方法について

新築のスラブ(耐圧版)に発生したひび割れの写真

上の写真は当社アストロホームで施工をした新築のお家のスラブ(基礎の床の部分)写真ですが、こういったひび割れがいたるところにありました。新築のお家といえど、ひび割れはほぼ必ずといっても良いほど起きるため、1本~2本であれば問題はありません。

だたし、こちらのお家の場合は数えきれないくらいの数のひび割れがありました。そういった場合は早急にプロの専門家に相談をしたほうが良いです。建てたときのメーカーによって保証期間が異なるため、その保証期間が過ぎる前に相談をしてくださいね。

さいごに・基礎のひび割れ補修はプロにお任せください

基礎のひび割れの原因はそれぞれのお家で原因が異なってきます。それは基礎打設時の状況や、お家の周辺環境、そして、その後のメンテナンスが異なるからです。

ただし、新築物件の場合は基礎を打設してから1年間位はコンクリートが固まりきれていないため、少しずつひび割れが発生してしまうのが普通です。しかし、普通より多いひび割れは基礎そのものの安全性に支障をきたす可能性がありますので、注意をしたほうが良いです。今後40年、50年住むことになるお家ですので、最初が肝心かと思います。

まずは原因を見極めるためにも、プロの業者に相談しても良いと思います。また、当社アストロホームは基礎補強専門の会社となりますので、何かあればお気軽に、安心してお任せいただければと思います。

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